数あるクレジットカードの中から、私が「銀座ダイナースクラブカード」を選んだ経緯を整理してみたいと思います。
経緯を整理するにあたって、理由は大きく分けて4つです。この記事ではそれぞれを解説していきたいと思います。
- インビテーション不要で申し込める
- 航空会社提携カードが不要だということに気づいた
- ゴールドカード相当なのに家族カードが年会費無料
- ポイント還元率を気にしなくなった
特に年会費が数万円もするカードを作ろうとしている人は、私と同じように悩んでいると思うので一例として参考にして頂ければと思います。
インビテーション不要で申し込める
1つ目は、以前使っていたカードを解約し、クレジットカード選びを始めたきっかけの話です。
社会人になり少しカッコいいクレジットカードを作り直そうとして、インターネットで調べたのを覚えています。
このとき、相当悩んだ結果、JCBザ・クラスのインビテーションを受けるためにJCBゴールドカード(年会費:税抜10,000円)を作りました。
JCBザ・クラスを目指した理由
JCB最高峰のカードであるザ・クラスの優待サービスの1つに、ディズニーホテルのスイートルーム宿泊が4割引となるというものがありました。
当時の私は、いつか将来の彼女とスイートルームに泊まってみようと考えていたわけです。
(ディズニーって夢があっていいじゃないですか。そういう憧れ、ありません?)
※ 東京ディズニーランドホテル/ディズニーアンバサダーホテル/東京ディズニーシー・ミラコスタホテル
以降、私のカード決済はこのカードに集約され、年間200~300万円以上の決済を数年間続けていきました。
しかし、、、
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結局、ザ・クラスは手に入りませんでした
約8年間JCBゴールドを利用していましたが、ここでJCBザ・クラスのインビテーションを諦めました。
諦めてカード解約を決めたきっかけは、ディズニーホテル(ミラコスタ)でのプロポーズに間に合わなかったことです。ザ・クラスの優待を使ってスイートルームに泊まるならこのタイミングだと思っていたので…。
ちなみにプロポーズは結局、ミラコスタで行い無事に成功しました。ハーバールームハーバービューです(分かる人いますか…?)。
決済を集中していたにも関わらず、残念ながらインビテーションが頂けなかった理由は分かりません。年齢が若いということもあったかもしれません。年収も基準を満たしていなかったのかもしれません。
しかし、ザ・クラスは申し込みできませんでしたが、結局、本来の目的(私の最愛の人に最高な形でプロポーズ)は達成できたわけです。
多少無理に決済を集中することに何か疲れのようなものも感じていましたし、JCBザ・クラスがなくても目的を達成できたということで、今後は今を楽しめる好きなカードを作りたいと考えました。
- 不確実性の高い将来に期待するより、そのとき使っているカードを楽しみたい
来るか分からないインビテーションを待つのはやめて、楽しくクレジットカードを使いたいと思ったわけです。この件は、クレジットカードを選び直すきっかけになりました。
航空会社提携カードが不要だということに気づいた
まず検討したのは、ANAカードやJALカードといった、航空会社提携のクレジットカードです。マイルを使い特典航空券を無料で発券し旅行するのに憧れがあります。
しかし結局、私は航空会社提携カードを選ばないという判断をしました。
ANAカードもJALカードも、年会費が最も安いカードだと、200円利用につき1マイル付与にとどまります。年会費を上乗せするか、ゴールドカードを選択することで100円利用につき1マイル付与され、やっと還元率1%となります。
毎年のカード年会費5,000円以上を支払い、年間カード決済額が200〜300百万円である私が得られるマイルは多くて年間2万〜3万マイルです。
家族で旅行に行くにはやや心元ないといった印象が拭えません。しかもマイル有効期限は3年程度です。ハワイ旅行に行くためには往復一人約40,000マイルが必要です。二人分に必要な80,000マイルを2年で貯めて、残り1年以内のスケジュール調整で利用するのはかなり厳しいです。
しかもANAカード、JALカード共に、自社の空港ラウンジが使えるようになるわけではないのです(例外的に、年会費税抜80,000円のANA VISAプラチナ プレミアムカードはANA国内線ラウンジのみ利用可能です)。
一般的なゴールドカードで利用可能なカードラウンジより、JALやANAの航空会社ラウンジは非常に魅力的です。綺麗で静かですし、国際線であれば軽食やアルコールも頂くことができます。これが使えるのであればすぐにでも飛び付くのですが…。
マイルもなかなか貯まらない、航空会社ラウンジも利用できないということであれば、ちょっと魅力を感じにくいというのが正直なところです。
私の年間カード決済額では、目標にしたいような海外旅行に必要なマイルが貯まりません。長期計画になり厳しくなります。
しかし、年間500万円程度決済すれば年に5万マイルです。2年で10万マイル貯まると考えると、なかなか選択肢が広がります。
もし私が飛行機を使う出張が多かったり、年間の決済額が500万円を超えるほどであれば、JALカード、ANAカードを有力候補に選んでいたかもしれません。
- カード決済で貯まるマイルは限定的であり特典航空券利用は難しい
- 航空会社提携カードでも航空会社ラウンジが使えない
航空会社提携カードは、期待ほどのメリットを得られないという結果に至りました。
「銀座ダイナース」は家族カード無料
インビテーションが不要、かつ航空会社提携ではなくていい、という条件で使っていて楽しそうなカードを選ぶことにしました。
ここで目をつけたのがアメックスゴールドとダイナースクラブです。
ただ、アメックスゴールドは年会費がやや高く(税抜:29,000円)、様々なサイトを見ていると使っている人も多い一方で解約する人も多い印象です。
私は奥さんにも様々な特典を楽しんで貰いたかったので、家族カードの年会費も考慮しながら調べていました。
ダイナースクラブカード(レギュラーカード)と提携カードからなるラインナップのなかで最も魅力を感じたのは「銀座ダイナースクラブカード」でした。
本会員 | 家族会員 |
25,000円 | 無料 |
航空会社以外の提携カードで、唯一面白みを感じたのが「銀座ダイナースクラブカード」です。何と家族会員の年会費が無料です。
ダイナースクラブカード通常の機能に加え、以下の優待特典があります。
- 銀座プレミアムラウンジの利用
- D’sラウンジトーキョー(大丸東京店11階)の利用
レギュラーカード年会費にプラス3,000円で、家族カードが無料という強力な魅力に加え、追加の優待特典もあるという隠れ優良カードです。
ダイナースクラブカードで家族カードを作ることを検討するすべての人にオススメできます。
- 銀座ダイナースは家族カードが無料(プレミアム以外のカードで唯一)
- 家族会員も本会員と同等の優待(国内/海外空港ラウンジ利用含む)
年会費が税抜25,000円で、同等の機能がある家族カードを無料で利用できるため、奥さんにも便利に使ってもらえて助かっています。
ポイント還元率を気にしなくなった
上記の通り、銀座ダイナースクラブが魅力的に思えた一方で、唯一の懸念がありました。
ダイナースはポイントプログラムが弱いという点です。
ダイナースのポイント交換の選択肢は実質的に、ANAマイルのみとなり、それでも還元率1%に留まります。
しかし、これはポイントサイトとの出会いによりこの課題はあっさり解決しました。
ポイントサイトは、ECサイトをはじめとするあらゆるサービスの広告が集まり、利用者にPRをしているサイトです。ここで広告をクリックしてからサービスを利用すると、利用者にポイントが付与されます(そのポイントは広告主の負担となり、利用者にはメリットしかありません)。
ヤフーや楽天といった有名サービス、高還元率な金融関係、リアルモニター等、様々な広告があるので、登録して覗いてみてはいかがでしょうか。
ポイント付与の構造が違うので、ポイントサイトで得られるポイントは、クレジットカード利用で得られるポイントとは桁が違います。
使い始めてみるとポイントがザクザク貯まりました。これはスローペースでしか貯まらないクレジットカード利用でのポイント付与率に神経質になる必要はないな、と感じました。
結果的に、ポイントサイトが銀座ダイナースクラブカードを申し込もうとする私の背中を押してくれました。
- ポイントサイトを利用すればクレジットカード利用より簡単に大量にポイントを貰える
- そのため、ポイント還元率を気にし過ぎることなく自由にカード選びができる
ポイントはポイントサイトで貯めるています。ポイントサイトの利用を始めたことで、自由に好きなクレジットカードを選べるようになりました!
銀座ダイナースを選んだ理由まとめ
記事の冒頭に記載したとおり、以下の4つの理由により銀座ダイナースを選びました。
- インビテーション不要で申し込める
- 航空会社提携カードが不要だということに気づいた
- ゴールドカード相当なのに家族カードが年会費無料
- ポイント還元率を気にしなくなった
自分が今、本当に使いたいカードを使うということができています。ポイントサイトの利用を始めたことは、自分のクレジットカードライフにおける転機でしたね。
また、このカードとの出会いがこのサイト開設へ繋がりました。
継続して使うなかで、カードの良さを感じられる優良な1枚だと思っています。
以上、「私が銀座ダイナースクラブカードを選んだ経緯」でした。