現在はダイナースクラブカードを利用している筆者ですが、以前は別のクレジットカードをメインで利用していました。
そのカードがJCBゴールド・ザ・プレミアです。この記事では、JCBのオリジナルシリーズ(プロパーカード)の他のカードと共にご紹介します。
JCBゴールド・ザ・プレミアが嫌になったわけではないのです。コスパは最高でした。結婚による環境の変化がなければ、そのまま使っていましたね。
少し長いですが最後まで読めば、過去、私がJCB提携カードではなく、JCBオリジナルシリーズを選んだ理由が分かると思います。
JCBオリジナルシリーズの概要・特徴
まずはJCBオリジナルシリーズの基本を確認しましょう。
日本を代表する国際ブランドであるJCBが自ら発行するオリジナルシリーズは、グレードごとに
利用履歴がJCB ザ・クラスのインビテーションに繋がる
JCBゴールドを使い続けることで、上級カードのインビテーションが届く可能性があります。
それこそがJCBゴールドをおすすめしたい最大の理由です。
- JCBゴールドにて2年連続で年間100万円以上の決裁
- オリジナルシリーズ以外(提携カード)のゴールドでは不可
- JCBゴールド以上のカード利用者からインビテーション
- 医者、弁護士、会計士以外は年齢とカード利用履歴が重視される
図の通り、アップグレードを受けることができるのはJCBゴールド以上です。JCB ザ・クラスの特典を知り憧れていた私も、これを知ったのでJCBゴールドの申込みをしました。
JCBオリジナルシリーズの種類と年会費
オリジナルシリーズの種類と年会費は以下の通りです。記載している年会費の金額は税抜です。
カード種類 | 本会員 | 家族会員 |
JCB一般カード(申込可) | 1,250円 | 400円 |
JCBゴールド(申込可) | 10,000円 | 無料(1,000円) |
JCBゴールド ザ・プレミア | (*1)15,000円 | 無料(1,000円) |
JCBプラチナ(申込可) | 25,000円 | 無料(3,000円) |
JCB ザ・クラス | 50,000円 | 8名無料 |
(*1)・・・前年度100万円以上の決裁で5,000円引き
カード種類 | 本会員 | 家族会員 |
JCB CARD W(plus L) | 無料 | 無料 |
JCB CARD EXTAGE | 無料 | 無料 |
JCB GOLD EXTAGE | 3,000円 | 無料(1,000円) |
JCBには、学生や20代を中心にターゲットとした年会費無料のシリーズである「W」や「EXTAGE」もラインナップされています。
お得にカードの特典を受けることができることは間違いありませんが、JCBゴールド ザ・プレミア以上のカードへのアップグレード対象とはなりません。
私自身の実体験からも、新規入会であれば最もおすすめできるカードはJCBゴールドになります。JCBゴールド・ザ・プレミアへのアップグレードを想定し、さらに利用を続けることで、JCB ザ・クラスへのインビテーションを狙うことが視野に入ります。
JCBゴールド ザ・プレミアはインビテーションの基準が明確であり、2年連続で年間100万円の利用をすることで確実に申し込むことができます。かつ、年間100万円のペースを継続することで、年会費5,000円の値上げを免除されます。
社歴の若い方でも、携帯電話や水道光熱費、日々の買物の決裁をクレジットカードに集中することで年間100万円を上回ることは難しくありません。
JCBゴールドカード・ザ・プレミアの特徴
審査基準と基本スペック
・プライオリティパス無料発行
・ダイニング30(対象飲食店の割引)
・JCB ラウンジ京都
- 入会審査基準…学生を除く20歳以上、安定した継続収入がある方
- 年会費(税抜)…15,000円 ※
- 利用限度額…一律の制限なし
- 国内旅行保険…傷害死亡・後遺障害 最高5,000万円(自動付帯)
- 海外旅行保険…傷害死亡・後遺障害 最高1億円(自動付帯)
- ショッピングリカバリー…年間500万円限度(利用条件付)
※ 年会費が15,000円でありJCBゴールドより5,000円高くなりますが、前年度100万円以上利用で10,000円に割引きされます。
以下に、JCBゴールド・ザ・プレミアの価値を裏付ける特筆すべき特典をご紹介します。
空港(海外)ラウンジ利用(プライオリティ・パス発行)
プライオリティ・パス(公式サイト)
JCBゴールド ザ・プレミアで無料発行できるプライオリティ・パスは、海外の空港ラウンジが利用できます。空港の喧騒から離れ無料でアルコールや軽食を楽しむことができます。
また、JCBゴールド・ザ・プレミアはもちろん、通常のJCBゴールドでも国内の空港ラウンジが利用できます。ただしこちらは、ソフトドリンクのみの提供となっています。
ただし、各ラウンジでは追加で大人1人28ドル支払えば同伴者も利用できますので、一人だけで楽しむのに気が引ける方もご安心下さい。
- 申込方法…ウェブで所定の用紙をダウンロードし封筒で申し込み
- 利用方法…プライオリティパス(カード)と当日の航空券を提示
ダイニング30でデートや飲み会30%OFF
日本各地の対象店舗のレストランや居酒屋で、利用金額またはコース代金が30%引きになります。
ただし、比較的首都圏にお店が集中してしまっていること、対象店舗ではぐるなびで類似のクーポンを配布していることもあるため、実際に利用する際には吟味して選ぶ必要があります。
- 利用方法…対象店舗を事前予約いただき、専用クーポンを提出する
- 利用条件…JCBゴールド ザ・プレミアカードでお支払いをする
JCB ラウンジ 京都を利用して手ぶらで京都観光
JR京都駅中央口付近にあるJCB ラウンジ 京都が利用できます。
ここで京都旅行の際に一休みして、コーヒーやソフトドリンクを頂くことができます。手荷物を預けることができるので便利です。
ラウンジの利用時間は10:00~18:00までなのでご注意下さい。
- 利用方法…ラウンジ受付でゴールド ザ・プレミア以上のグレードのカードを提示
- 利用条件…カード会員1名につき同伴者1名まで無料で利用可能
ハワイでも活躍するJCBブランド
こちらは一般カードを含めすべてのJCBカードに共通する特典です。
JCBプラザ ラウンジ・ホノルル
ホノルルの中心、ワイキキ中心部にあるラウンジを使うことができます。
スタッフは日本語が話せますし、無料でWi-Fiが利用できて便利です。
- ホテル・レストラン・オプショナルツアー・各種チケットの予約
- インターネット、プリントアウト無料サービス
- 日本語新聞、雑誌の閲覧
- 現地ガイドブック、情報誌の閲覧
- ドリンクサービス
- マッサージ機
- レンタル傘サービス
- お荷物の当日中一時預かりサービス
ハワイのワイキキ・トロリー(ピンクライン)の乗車が無料
ホノルルの中心部を走るワイキキ・トロリーのピンクラインが無料で利用できます。
ワイキキ・トロリーは、ハワイの移動が便利になるトロリー(バス)の1種です。特にピンクラインは、買い物や外食時に便利なメインルートなので、利用者が多く乗車率が高いです。
変更することもありますが、基本的には下図の通り中心部をぐるぐる廻っています。
インビテーションで目指すJCB ザ・クラスの特徴
・グルメベネフィット(コース1名無料)
・テーマパークスポンサーラウンジ利用
JCBゴールドに決済を集中し、インビテーションされたらぜひ使ってみたい代表的な特典を紹介します。コンシェルジュが便利であることに加え、以下3つの特典こそがカードの真髄です。
ザ・クラス メンバーズ・セレクション
年1回、2~3万円相当のカタログギフトが貰える特典です。
これだけで高額な年会費5万円(税抜)の半分以上を回収できる特典です。
なかには、ディズニーリゾートのチケットなど、オフィシャルスポンサーであることが活かされている商品もあります。
グルメ・ベネフィット
2名で利用することで、料理の料金が実質半額になるという絶大なメリットとなります。
[関連]エグゼクティブダイニングディズニーリゾートとUSJのスポンサーラウンジ利用
日本を代表するテーマパークであるディズニーランド、ディズニーシー、USJにあるスポンサーラウンジが利用できます。
パーク | 対象アトラクション |
TDL | スター・ツアーズ |
TDS | ニモ&フレンズ・シーライダー |
USJ | ザ・フライング・ダイナソー |
対象のアトラクションに隣接する形でラウンジがあるため、待たずにアトラクションに乗ることができます。いずれも無料でソフトドリンクの提供があり、椅子とソファーで休憩できます。
申し込みすべきJCBカードの種類の選び方
将来的にインビテーションによる「JCBゴールド ザ・プレミア」や「JCB ザ・クラス」へのアップグレードを受ける前提とした場合は、選択肢は限定されます。
20代社会人であれば「JCBゴールド」を推奨
社会人は最短コースでJCBゴールド・ザ・プレミアのインビテーションが狙える「JCBゴールド」をおすすめしたいと思います。
JCBゴールドの審査基準は、学生を除く20歳以上となっています。
そのため学生であればまずは「一般カード」を取得されることを検討しましょう。将来のアップグレードに備え、クレジットカード利用歴(ヒストロリー)を積み重ねましょう。
また、いっそハワイ旅行なんかを視野に入れて、「AMA JCBカード」もありかと思います。カード利用でマイルを貯めます。JCBオリジナルシリーズではありませんが、超人気の定番カードです。
30代以上であれば「JCBプラチナ」も候補に
30代以上、もしくは収入に余裕がある方は、「JCBプラチナ」もぜひ選択肢に入れてみて下さい。
年会費は税抜25,000円と跳ね上がりますが、JCB ザ・クラスと同様の優待サービス「グルメベネフィット」、24時間365日対応の「プラチナ・コンシェルジュデスク」も利用できます。
初年度年会費無料キャンペーンであることを確認して申し込もう
入会時には、キャンペーンの有無を確認しましょう。初年度年会費無料は必須としたいところです。JCBゴールドであれば、年会費1万円が変わってくるので大きいです。
以上、「元利用者が解説するJCBゴールド・ザ・プレミアの魅力」でした。