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ダイナースのレビュー決定版 | サイト運営者による口コミ評価

大手クレジットカードの口コミサイトであるクレファンさん等には、様々なユーザーの方からのレビューが投稿されています。

ただし、文字数の関係もあり、どのような人がどのようなケースで利用した前提なのかが分かりにくいという欠点があります。

一方で、公式サイトや一般的なクレジットカードの比較サイトではカードのスペックを網羅的にまとめています。

こちらは実際に使ってみて感じるようなリアリティに乏しいため、口コミとしての機能が備わりにくい一面があります

この記事の試みは、ダイナースの申し込みを検討する人にとって、なるべく有用な情報となるよう全方位的な口コミを作成することです。また、可能な限りフェアに書きますが、筆者自身は当サイトでダイナースに魅力を感じ、カードをご紹介する立場の人間であることをご承知おきください。

筆者がダイナースのユーザーとして、またサイト運営者として情報をまとめるなかで得た所管を網羅的にまとめていきます。

内外から聞こえるダイナースの評判/評価

筆者口コミの前に、まず一般的に目にするダイナースクラブカード全般に対する評判について私なりのコメントを付していきたいと思います。

ピックアップした3項目は、ネット掲示板やTwitterで情報収集するなかで、筆者が特に一般的な傾向として感じたことをまとめたものです。

[良]サービスがいい、ステータスが高い

GOODな口コミ

ダイナースはサービスが良く、ステータスカードとしてのかっこよさがある

サービスがいいというのは間違いないです。いわゆる各種ダイナースは「優待/特典/サービス」を利用でき、単なる決済カードとは異なる優れた特徴があります。

ただし、上位カードのダイナースプレミアムであったとしても、記載されたサービス以上のことは期待しはいけません。少なくともダイナースと何の提携もないショップやレストランの店員に、何か特別なサービスを期待するのはお門違いです。

[悪]ブランド価値がない、落ち目である

BADな口コミ

ダイナースのブランド価値は年々落ちている

上記のステータスという概念に似た話ですが、これはある意味正しく、あるい意味で議論にすら値しないというのが筆者の見解です。

日本のダイナースは現JTBと現みずほ銀行の出資で1960年にスタートし、富裕層を中心に人気を獲得してきました。ただし2000年に米Cityグループに買収され、次いで2015年に三井住友信託銀行に買収されています。

買収を機に審査基準やサービスの見直しが行われているのは事実ですが、並行して時代も移り変わり経済環境も変化しています。

カード決済をする主に富裕層が落とす内容や金額も変化しており、カード会社は変化する時流に対応した事業運営を模索しているということに尽きると思います。

[悪]サービスの改悪が続いている

BADな口コミ

年々利用者向けのサービスが悪化している

ブランド価値といった概念的な話とは違い、提供サービスの変化は事実としてキャッチアップできます。

私がダイナースの利用を始めてらからの2年でも、明らかに改悪といえるサービスが3つありました。

  • グローバルマイレージの制度改定(20年2月)
  • 銀座プレミアムラウンジのお菓子ラインナップ縮小(19年10月)
  • ダイナースプレミアム国内利用の還元率悪化(19年9月)

個人的には銀座プレミアムラウンジのサービス縮小は混雑緩和のため、ある程度理解できます(しかも、たかだかお菓子でわーわー言うなとどこからか声が聞こえる)。ただし、グローバルマイレージはただでさえ弱いポイントプログラムに関することなので、何かいいニュースも欲しいところです。

ダイナースプレミアムは国内利用のポイント還元率2%から1.5%に悪化しました。私は利用していないため意見は控えさえて頂ますが、ユーザーの影響は大きかったと想像に難くありません。

私が実際に使ってみて感じた評価

続いて筆者個人の口コミです。

私は「銀座ダイナースクラブカード」のみの利用であり、「ダイナースプレミアム」の利用に対する評価は行っていない旨ご了承ください。

良かった点、悪かった点、それぞれ列挙していきます。

[良]利用していて特によかった点

エグゼクティブダイニング/レストランウィーク

グルメ関係の優待の代表格であるエグゼクティブダイニングは、1名分のコース料金が無料というインパクト抜群の優待です。レストランウィークも安価に素敵なお店のコースを楽しめます。

これらのグルメ優待は、実際に使ってみると非常にお得で満足度が高いです。年会費のもとをとる意味でも、積極的に利用したいところです。

ただし課題は、これらの「優待を利用する機会をどう増やすか」だと感じました。

基本的にはデートにも使えるような素敵なお店で、コース料理を注文することで使える優待です。そのため、利用機会は「デート」や「家族との会食」に限られます。つまり、普段使いや大人数での飲み会には向いていないです。

少なくとも、年に1回使うことができのであれば満足できると思います。

空港ラウンジ

国内線のラウンジはダイナース以外でもほとんどのゴールドカードがあれば利用できます。それもソフトドリンクしか提供がないため、純粋に休憩するための空間です。

ダイナースであればプライオリティ・パス同様、海外を含むの主要な空港の国際線ラウンジが利用できます。

国際線のラウンジはアルコールや軽食がフリーで楽しめます。リッチな気分を味わえます。

私はカードが届いてすぐに台湾のラウンジを利用しましたが、早速この国際線ラウンジ利用の魅力のファンになってしまいました。

海外旅行に行く機会があれば、その真価が発揮され、メリットを享受できます。

以下の記事では「実際にこれだけ得しました」という情報をまとめています▼

【カードデスク】

こちらの記事の通り、トラブルの際に助けられたため私は好感を持っています。

たまにカードデスクにユーザー側のベネフィットを求め、何か特別な対応を期待する人がいますが、個人的にはお門違いな話だと思っています。

電話での問い合わせ時も、他社一般カード、ゴールドカードより繋がりやすい印象です。

少し甘いかもしれませんが、それだけで十分“使える”水準だと考えています。

[悪]利用する中で特に悪かった点

カードの決済機能について

正直に言って、VISA/MASTERが凄すぎてその領域には遠く及びません。

クレジットカード会社としては手数料を得るために、どんどんユーザーに決済をして欲しいはず。カードとしての決済機能の整備はもっとも大切にして然るべきポイントです。

筆者が実際に利用できなかったケース
  • 海外の街中では利用できなかったこと多数(比較的米国は可能)
  • HISの旅行代金の支払い(Web決済時にセキュリティロックがかかった)
  • 大手スマホ決済のPayPayの登録ができなかった

ここはしっかり書かないと、このサイト(ダイナースファン)の運営者としてフェアじゃないと考えました。

特に、VISA/MASTERをメインに使ってきた方からすると実際に使えないシチュエーションに遭遇すると驚きがあり、不便さを感じると思います。

ただ、海外やPayPayのケースは、アメックスやJCBも当てはまります。国内であればだいたいJCBは使えますが、ダイナースだけが使えないというケースは非常に少ないです。

現状、ユーザーはこの課題を解決するために、VISA/MASTERのサブカードを持つことで円滑に決済をする準備を整える必要があります。

⇨2019年7月よりコンパニオンカード追加が可能になりました。

ダイナースに向いている人(顧客層)を考える

ここまでを総括し、私自身の利用経験を踏まえ、ダイナースをおすすめできる顧客層を示します。

ダイナース利用に向いている人
  • 年に1回は、デートや会食をする機会がある
  • 年に1回は、飛行機を使った旅行をする
  • サブカードとしてVISAかMASTERを持っている

逆に、ダイナースに向いていない人は、この逆となります。グルメやトラベルの優待を使う機会がなければ、今は急いでダイナースを利用する必要はないかと思います。

逆に、ダイナースに向いていない人は、この逆となります。やはりグルメやトラベルの優待を使う機会がなければ、正直ダイナースを持つ必要はないかと思います。

以上、「ダイナースのレビュー決定版 | サイト運営者による口コミ評価」でした。