銀座の一等地にある高級ブティックであるサンモトヤマが自己破産しました。
ダイナースクラブカードのラインナップには、「銀座ダイナースクラブカード/ヴィーナスクラブ」というサンモトヤマとの提携カードが存在します。
この報道と前後してサンモトヤマの公式ホームページ、ダイナースの公式ホームページに動きがありましたので簡単にまとめます。
サンモトヤマってどんなお店?
銀座・梅田・軽井沢に店舗を構える高級セレクトショップ
サンモトヤマは、服飾品メーカーではなく、独自のセンスで買い付けを行ったブランドや商品を販売するセレクトショップです。
店舗は、銀座本店(東京中央区)、阪急17番街店(大阪梅田)、プティ サンモトヤマ軽井沢(長野県)の3店です。
今では日本では多くの人が知る高級インポートブランドである、グッチ、エルメス、ロエベ、フェラガモをいち早く国内で販売し、日本人に「イイモノ」の価値を知らしめたとされています。3代目である茂登山長市郎氏は、欧米ブランドの直営店を開いたことで文化人から指示を受けました。
しかし、その後はそれらブランドショップが日本法人を設立し本格的に国内に進出してからは優位性が薄らぎ、近年は、時代の流れでファストファッションの台頭や嗜好の分散により業績が悪化したとされています。
今回の報道があり、ホームページをチェックしましたが、現在、全店で営業停止中となっています。
年に5回のバザール「サンフェア」のみが一般集客の柱
時代が変わっても富裕層の方々からの指示はある一方、その規模は年々縮小しています。それ以外、いわゆる中間層の方々は、このバザール(バーゲン)のみ参加しています。値下品を中心とした売上では利益は残りません。
有名ブランドの洋服や小物が30~70%オフで買うことができたサンフェアを楽しみにしていた方々にとっては残念なお知らせとなりました。
店舗営業と同様に、11月開催予定だったサンフェアは、中止とアナウンスされています。
提携していたダイナースカードが募集停止
ダイナースとの提携カードだった「銀座ダイナースクラブカード/ヴィーナスクラブ」は、現在新規申込が停止されています。
通常の「銀座ダイナースクラブカード」の機能に加え、サンモトヤマで5%割引、サンフェアを優先招待といった特典が付いていました。
そもそもサンモトヤマでショッピングする機会のない大多数の方々にとっては影響はなく、銀座ダイナースクラブカードで充分だと思います。サンモトヤマで受けられる特典、正直ほとんどの人にとって縁のないものかと。
銀座ダイナースの魅力は、クレジットカードの国際ブランドであるダイナースの特典/優待/サービスが利用できることに加え、家族カードの年会費が無料であるということです。本会員と同じメリットを、家族会員でも享受できます。
現在申し込みができる銀座ダイナースクラブカードは、通常のカードと和光との提携カード、2種類となっています。個人的には和光との提携特典がある分、後者を推薦します(私もこのカードを利用しています)。
以上、「サンモトヤマが自己破産!銀座ダイナースの提携カードが募集停止に」でした。
コメントを残す