ダイナースクラブカードは、国内にある空港ラウンジ、海外にある空港ラウンジが利用できます。
なぜダイナースの空港ラウンジサービスが優秀と言えるか。
多くのゴールドカードが国内空港ラウンジ(+ホノルル)のみの利用可能で、ほとんどの海外の空港ラウンジの利用ができません。
また、プラチナカード以上のクレジットカードであればプライオリティ・パス(後述)が無料で利用できますが、こちらは国内の空港ラウンジは利用ができません。
つまり、カード1枚持つだけで、国内、海外の多くのラウンジが利用できる限られたカードがダイナースであるわけです。
早速、どのようなラウンジが利用できるか確認していきましょう。
ダイナースで利用できる空港ラウンジ
ダイナースで利用できる国内の空港ラウンジ(国内線)
北海道から沖縄まで、全国にある主要な空港にあるカードラウンジが利用できます。
(公式)国内空港ラウンジ | トラベル優待 | ダイナースクラブカード
- ダイナースで利用できるのはカードラウンジのみ
- ソフトドリンクが無料で提供される
- 基本的に軽食の提供はなし、あってもおかき程度
ラウンジが利用できるだけでも便利ではありますが、JAL、ANAの空港会社ラウンジは利用不可となります。これは他社ゴールドカードも同じです。
▼私の過去の利用レポートはこちら
ダイナースで利用できる国内の空港ラウンジ(国際線)
国内線ラウンジの利用だけではあまり魅力を感じられないと思いますが、ダイナースの空港ラウンジサービスの真骨頂は国際線のラウンジにあります。
- ダイナースで利用できるのはカードラウンジ
- 航空会社ラウンジであるKALラウンジが利用可能
- KALラウンジではアルコール、ソフトドリンク、軽食が提供される
国際線でもカードラウンジは利用できます。ここで提供されるサービスは、国内線のものと大差ありません。
しかし、特筆すべきは「KALラウンジが利用可能」ということです。
KALラウンジ(KAL Business Class Lounge)は、大韓空港のビジネスクラス以上の利用者、上級会員のみが利用できるVIPラウンジです。ビール、ワイン、ウイスキー、日本酒などのアルコール、そして軽食が無料で提供されています。
ただし、以下の表の通り、KALラウンジがある空港(ターミナル)は4つのみです。
空港(ターミナル) | 利用可能な営業時間 |
成田空港(第一ターミナル) | 7:35~20:30 |
中部国際空港(国際線ターミナル) | 7:15~17:30 |
関西国際空港(第一ターミナル) | 7:00~14:00、15:30~19:05 |
福岡空港(国際線ターミナル) | 8:30~10:45、14:30~16:05 |
このラウンジを国際線で海外旅行、海外出張の前に使えるのはとても快適です。
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そしてさらに、海外では世界に展開されている様々なラウンジが利用できます。
ダイナースで利用できる海外の空港ラウンジ
世界の800ヶ所以上の空港ラウンジが利用できます。
このネットワークは、ダイナースクラブが独自で提携し築いたものであり、利用できるラウンジ、利用できないラウンジに分かりやすいルールはありません。
(公式)海外空港ラウンジ | トラベル優待 | ダイナースクラブカード
上記公式サイトリンクからエリアごとに確認できますが、基本的には日本人が旅行や出張で利用する多くの空港で利用できます。
- 空港やラウンジ運営会社の有料ラウンジ、航空会社ラウンジのうち一部が利用可能
- 多くのラウンジではアルコール、ソフトドリンク、軽食が提供される
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プライオリティ・パスに対する優位点
ダイナースクラブカードは、とにかく簡単にラウンジ利用ができます。
ダイナースによるカードと一緒に当日便の搭乗券を提示すれば空港ラウンジ利用が可能であり、これは相当なメリットだと考えています。
ダイナースクラブカードと同様、多くの海外の空港ラウンジができるサービスに、「プライオリティ・パス」が存在します。
プライオリティ・パスは、その会員になることで、世界の1,200ヶ所以上の空港ラウンジが利用できるサービスです。
空港やラウンジ運営会社の有料の空港ラウンジ(Plaza Premium Loungeなど)や、航空会社や航空連合の空港ラウンジのうち、指定されたラウンジを利用できます。
プライオリティ・パスは、同社サイトで直接申し込むことで利用できますが、年会費429USDと高コストです。
しかし、お得に利用する方法があり、特定のクレジットカードのデスクを経由して申し込むことで、無料で手に入れることができます。ただし、この方法でプライオリティ・パスでラウンジを利用する際には注意が必要です。
プライオリティパスが申し込める代表的なカード…楽天プレミアムカード、JCBゴールド ザ・プレミア、三井住友プラチナカード、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード、MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- プライオリティ・パスを申し込み手元に届いていないと利用できない
- プライオリティ・パスのカードを携帯していないと利用できない ※
- プライオリティ・パスの有効期限が切れていると利用できない
※ iOS・Androidのアプリケーションソフトウェアをダウンロードすると、デジタル会員証を利用する事が出来ますが、これもプラスチック製のカードが届いて初めて登録となります。
これを読んで「当たり前のことでは…」と考える方もいると思うのですが、個人的には看過できない重要なデメリットだと実感しています。
冒頭にも書きまいしたが、ダイナースであれば、プライオリティ・パスのように別途の申し込みや更新手続きなしに、カード1枚で国内・海外の空港ラウンジが利用できます。
このあたりが、ダイナース利用者として使い勝手がいいなと感じるところです。
ほかにも多くの優待があるため、日常的にガンガン使い倒せる実用性が魅力です。
以上、「ダイナースの空港ラウンジ利用は超簡単!プライオリティ・パス以上の利便性」でした。